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夜は徹しないこと

【教訓】
TE☆TSU☆YAをして出せる新刊は出せない新刊

というわけでこんにちは。新刊読み返して「おい」となっている私です。
別ジャンルでの活動なんですが、なるほどこれが修羅道かという見事な原稿進捗×繁忙期でやむにやまれず実施。翌日は電源が切れるように眠ったのでもうやってはならないことがわかって来ます。

創作の次のイベントの話しますね。
次は5月コミティアです。その次は10月J庭かもです。
鳥になったり鳥でないものになったりする攻めちゃんとバンドマンの受けちゃんのBL出すかもです。すべてはわかりません。あとブログの引っ越しもそのうちやりたいですね……レンタルサーバー有料のにしたのにブログめっちゃ広告出るっていうのも微妙なので……。
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焼き物のたぬき

こんにちは。
焼き物のたぬきって、オスが多いですよね。どのような生態になっているんでしょうか。
私の仮説は、こうです。

 焼き物のたぬきは、生まれた瞬間からオスしかいない寄宿舎で生活を送っている。そこでは二つの現象が観測されている。
 ひとつ。まことの愛によって結ばれた二頭は互いに焼き物となり、永遠の命を手に入れる。
 ふたつ。合意ではなく、一方的にねじこまれた愛は胎児となってどちらか片方の腹に宿る。みごもったたぬきはオスのまま出産する。
 たぬきたちは、しばしば永遠の命を早く得たいと焦りを覚えるために一定数のオスが常にみごもることとなる。これは彼らが絶滅しない理由でもある。たぬきらしさよりは人間らしさに近い行動の積み重ねに見えるが、「人間らしさ」は彼らの造形や所持品からも伺える。

どうでしょう。実際のところは焼き物のたぬきに聞かないとわからないのですが、私はまだ焼き物と言葉を交わすことが出来ないので真相は確かめられないままです。

月面から見る

~ここまでのあらすじ~
原稿、文明、そしてCD取り込むのを人は忘れる


原稿をやるときに、テーマソング的な一曲を選んでかけて作業するという話や
作業中に聴いていた曲があるという話をたまに見かけるのですが
まとめてドン!でいろんな曲を入れているiPodをスピーカーにつないで、プレイリストなどでなく全曲の中からシャッフル再生をお願いしている身としてはちょっとそういうのに憧れます。

たぶん私にとって曲は曲で、絵は絵で処理されているので
音楽が選べないと絵が描けないという体験が無いのではと思う。

ただ耳を使うタスクがかぶるとなにもできなくなるらしく、
文字書く作業がちょっとでも入ると聴きながらができなくなります。
つまり音楽聴きながらネームを作ることができない。
地球じゃない場所で暮らすようになったら、その辺はどう変わるんでしょうね。

ネッシーくんとキリンくん解説(?)

年末なので出血大サービスでネッシーくんとキリンくんに関して書こうと思います。

ネッシーくんとキリンくん
~合わせて読むともっと楽しくなるかもしれない影響を受けた作品紹介~

というわけでまとめます。後日紙にまとめるかもしれないし、まとめないかもしれません。一応自分が読んだ版・出版社のものがわかる限りは書いていこうと思います。あと出版社のリンクも貼っておきます。このブログ見に来ている人が何人もいないとは思うけど……。

1)ジョージ・オーウェル『1984年』(髙橋和久訳 ハヤカワepi文庫、2009年7月)
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/310053.html

2)ジョージ・オーウェル『動物農場』(岩波文庫)
https://www.iwanami.co.jp/book/b247405.html

3)オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』(大森望訳 ハヤカワepi文庫、2017年1月)
http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013442/

4)アゴタ・クリストフ『悪童日記』(ハヤカワepi文庫)
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/310002.html

5)中島敦「狐憑」
これ単発で読んだので、青空文庫と、現状手にはいる文庫本のリンク貼っておきます。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/618_14528.html
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480425126/

6)萩原朔太郎『萩原朔太郎詩集』(三好達治選 岩波文庫、1952年1月)
https://www.iwanami.co.jp/book/b249251.html
『月に吠える』全般、特に「春の実体」

7)手塚治虫『ブラック・ジャック』第五巻「オオカミ少女」(秋田文庫、1993年8月)
https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253169856


ほかにもいろいろなところから影響を受けていると思いますが、とりあえず挙げた作品について自分が読んだときなにを感じて、ネッシーくんとキリンくんにどういった形で表れているか書いてみます。

1)~3)1984年、動物農場、すばらしい新世界
これあまりにも「ディストピア小説フェア」(http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2017-01-19-183220.html)の並びだね(一個岩波で読んでるけど)……。
この三つは合わせてやった方が書きやすいのでまとめます。あ、あとこのフェアで挙げられている作品ぜんぶどれも良いですよ!!
だいたい全部社会が人間(動物農場は動物だけど)のことを管理して、おおよそ幸福と呼べる体制を整備している、という設定がある点は共通しているかなと思います。その「幸福と呼べる体制」に関してどういう視点からどういう描き方をしているか、はかなり違いますが。そしてそこにある「幸福」がほんたうのさいはひとどれだけ近いものかは読んだ人が考えることだと思いますが。

ネッシーくんとキリンくんのどういうところに表れているかといえば「体制」が規定している禁止事項に関しては話すことが許されていなかったりとか、普通に暮らしていれば不便を感じずたのしく暮らせる感じがこの三つの作品ごちゃまぜになって表れているかな? と思います。

4)悪童日記7)「オオカミ少女」
「トンビと『外』」はこのふたつに影響されてる回だと思います。境界があるところと、境界を越えると死ぬ感じが。

悪童日記はそこにある(存在している)脅威や苦痛となりうる出来事が「存在していることはわかるがそれを感じることができない」距離の、ある種乾いた文章がつづくのが良いです。
「オオカミ少女」これ社会の都合で境界が生まれてそして時に人が死ぬ話なんですが、ブラック・ジャックは先生が患者を助けたとしてもそのあとで死んでしまったりするので気が抜けない。

5)狐憑
中島敦というと今は文スト/文アルなのかな?
「ようグシャアなるテリアさん」の回はこの狐憑に影響受けてます。「ようグシャアなるヨークシャーテリア」っていうこの名前の感じはむしろルイス・キャロル『不思議の国のアリス』の影響下に置かれている気もしますが。
創作者が創作できなくなったら……ということ一度でも考えたことある人は読んでみるといいと思います。

6)春の実体/月に吠える
「春だねぇ」の中で描いた春の季節のすがたは朔太郎が描いている、あの肌が見ている感じがする詩とも重なるな~と思っていました。ちなみに私は一年の中で一番苦手な季節が春です。
『月に吠える』のぬめぬめした感じ好きです。

7)→4)のところでセットで書いたので割愛。

あとトビウオの話は金子みすゞ「大漁」を合わせて読むとなにか思うものが出てくるかもしれません。
ここに挙げた作品のほかにも、先達たちが残したたくさんの作品からいろんなものを得る中でネッシーくんとキリンくんの話が生まれています。実は。実は。
ということで盛大に布教したところで今年の書き納めということにいたします。本年はありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

歳末大感謝消化器系

年末なのでブログを書きます。
歳末大感謝祭なのか消化器系の調子が不穏です。
何年か前にクリスマスに用事があり出かけ、つまりクリスマスに街を歩くということになり、つまり手を取り合いほほえみあいステータス「交際」になっている人間たちが何重にも積み重なり肉の壁が生まれている、そんな街に出たわけです。そんなコンディションの街の外気にさらされたせいか年末年始消化器系が故障し、年末年始のごちそうが一切摂れないという年があったので今年もそんなようなことなのか?!と震えています。歳末に大感謝している場合ではない。

あ、あとこちらでは告知していませんでしたがサイト移転しました。
これを機にレスポンシブにしました。アタイ、頑張ったわよ……!

↓↓↓
これ

まだ各所の調整が残っていますがよろしくお願いします。
こっちも残しておく予定です。
というわけで引っ越し先は有料レンタルサーバ使ってるので広告がでません!ヤッター!
ブログはどうしようかなあ。スマートフォンから見たときえげつない大きさで広告が出るのいただけないのだよな……。