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これらはすべて空想です

もーさーヤになっちゃうよ、というソレです。そういった類のソレです。

別に特別なイベントのある日に限って雨どころか雪や嵐や台風がやってくるのはもう気にならなくなりました。旅行中に台風に出くわしたことがこの短い人生のそう多くはない家族旅行で四回ぐらいあります。ここまで引き当てる確率高いともうなんか神ついてるのかな? とたまに思います。神じゃないのかもしれないけどなにか大いなる力がついてるんじゃ……と思いたくなります。中学生みたいな発想で生きています。もう一生心に学ラン着て生きて行く。セーラー服でもいいけど。一生思春期。生きづらさを考えたらゾッとしますね。

少々脱線しましたが、なににヤになっているかといいますと、想像力の奴にです。
想像力自体はとても大事です。そら大事ですよ。アイツいないと世界はたちまち混沌に包まれるでしょう。どうしたら、どうなる、という予想がつかなくなるわけですからきっとあっという間に世紀末ですよ。と、こういう未来をニコニコしながら思い描けるのもアイツのおかげです。

ところが、その大事な想像力ちゃんがですね、ちょっとめんどくせー奴としてぼくんちに上がり込んできて同居をはじめたような、そういう現象が起こりましてヤになってます。ほら、絶対起こりやしないことを不安に思ったりするようなことがあるじゃない。そういう感じのやつです。「絶対」と言えるくらいのありえないを想像力ちゃんが供給しててちょっとこまるのです。しかも創作に活かせるかも微妙な内容なんで困ってるのです。

それは、こうです。
わたくしは薄暗い路地を歩いております。夜。電信柱の上部から、ぼんやりとした明かりが等間隔に足元に注いでいる住宅街の細い道です。そこを一人で歩いていると、不意に前から、草間弥生の劣化コピーみたいなファッションに身を包んだ派手な姿の少女が、わたくしを血走った目で見つめて、いるんでしょう、彼女の顔を見る間もなく左わき腹をナイフでむっすりと刺される、というありえない、を想像力ちゃんが日夜ことあるごとに私に言って聞かせてくるのです。
それが現実ではないと分かっていますし、私に少女にそのようなことをされたいという願望はありません。そもそもなにを材料にしてこの物語を仕立て上げてきたのかすらよく分かりません。なのに私は毎日左わき腹をむっすりと刺されなきゃならんのです。

むっすり。はんぺんを刺したみたいな。ファンタジックな感触。にせもの。
にせものだって分かっているし一刻も早く手放したいんですが、なにか小さな不安があるとまたすぐに想像力ちゃんはニコニコしながら、そのおかっぱ少女を私の元によこすのです。
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