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シーツ漠

こんにちは!もしかしてと思っていたらやっぱり今描いてる絵でも使っている色のハイテックCが廃番になっていましたどういうことだよ!!
ボール部がちょっと調子悪くなっちゃってインクの出が悪くなったんで買い足そうと思ってあちこち見て歩いてもなくてパイロットのホームページ見たら載ってない……だと……という悲しみの夜でございます。何度穴あきだらけの暗幕の下で粘る悲しみを撫でては冷え冷えと笑う月に不安を累乗する気持ちを見つけなければならないのでしょうか。我が心は玄武岩になって腹痛をもたらします。恥ずかしいなにこれ。

ちょっとなんか書こうか。

 誰もいない世界を歩いていた。景色は一面すがすがしいほどの白で覆われていて、空はインクを染み込ませたように青く滴っていた。ここは白い砂漠のようだった。
 一人きりのキャラバンは脚の知るままに白の中を行く。そういえば身にまとっているのも白いワンピースだ。目に痛いほどの乳の色から逃れるにも、髪も腕も脚もやはり乳を湛えていた。空だけがこの世界がモノクロ映画ではないと教えていた。
 ここはどこなのだろう、一体どれほど歩いたろうと、わかりすぎるほど単調な景色に今更なにが見えようかと多少うんざりしながら、ふと今まで来た方を振り返ると足跡もない。稼いだ距離を白く隠された。虚しさのあまりへたりこむと、私から集中線を描くように「砂」に皺が寄った。
 しーつ、と唇の形だけで呟くと砂漠はにわかにリネンの清潔な色合いを思いだしたようだった。だが空は変わらず青々と輝いていて、どこへ行けばこの砂漠――シーツ漠? が終わるのかを明かすことはなかった。

うおおん行き辺りばったり思いつきで書いちゃいかんね文章置き場に転載はします(もったいない精神)
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