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音のない晴れた冬の

怖い話が本当の本当に駄目なんだけど、それ以上に大嫌いなのは「別にそこまで怖くないから大丈夫だよ」だの「怖いの駄目なんだ〜^_^」だの言って結局怖い話しやがる連中です。三代先まで呪うレベルの怒りが湧きます。

こんにちは、まくらにしても物騒な切り出し方ではじまりましたが私は元気です。
来るべき心霊モノのシーズンに向けて早くもこうして心の準備をしている次第です。
もうさ、なんなの。涼しくなんかならないわよ。
動悸・息切れ・風呂に満足に入れなくなり心の洗濯が不可能に・不眠(思い出してはおそろしくなり死にそうな恐怖に震えるせいで眠れなくなる)
とまあ遠まわしな方法で私を死に追いやりたいのかな? 化けて出ろということなのかな? と思うくらいの目に遭い生活すること自体が困難になる苦手さなので本当に切実に避けたいイベント。

なのに、あれはなんたるおぞましい性質を持つものか、大勢でワイワイやるときなんかにゃそうやってビクビクしてる人間の動向を見て楽しむ部分があるわ嫌がれば嫌がるだけ周囲が喜ぶわで、たぶんこれが相撲部屋で言うところの「可愛がり」なんだなあと思います。やってられんよ。

でも最近、フト夏って季節は嫌いじゃないことに気が付きました。
実際にあの温湿度の環境に放り込まれると正気じゃいられないですが思い出の中でだけならばなるほどあれはなかなかいい景色だな、と。あと夏の夕暮れは好きです。甘ったるくて長くて、それでいて妙な寂しさを呼び起こさせるところが好きです。世界終わっちゃうのかなあみたいな詩でも書かされるような気分になるところ。
あと雪のない晴れた冬の日は好きだなあ、と思います。雪はぼおっと辺りを光でごまかしてしまって、一日中ぼんやりと明るくて、でも音は果ててしまっていて、なんだかどうしようもなくきれいでありながら自分ってなんだろうって悲しくなるところがあって、それはそれでいいんだけれども、ごくたまに特殊イベントとして降るくらいが好きな頻度なんだろうなあ。

と書いてみると外に出て存分に楽しもう! みたいな感覚がゼロであることがはっきりと分かるばかりでどうしよう……別に外に出ないわけじゃないのにあれおかしいな……

もう少しだけ季節の話をするならば、春は嫌いです。もう辺り一面うるさくて頭の中がどうかしちまうんじゃないかと思う。ボイラー室に閉じ込められて目が回っているような気持ちにさせられる。あっちでもこっちでも起き出した命たちがひそひそこしょこしょ小さな声で噂話でもしているようなノイズが耳から入りこんできて調子という調子を狂わせるようなところがあってもうどうしようなくて、でも景色は素晴らしく淡く豊かに色を含んで広がっていて、自分の中で起きている絶不調がみじめなものに感ぜられていい加減にしてくれという感じになるせいです。

心底どうでもいいことを書き殴りましたが明日からもやっぱりどうでもいい自分の話ばっかりするんだろうなあと思うと、もうそういう場所なんだろう、ここは。
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