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痛くなる前に描く



文章置き場に文章置いてきました。お腹痛い割には饒舌ですね、彼。
宇宙的なる場所に行って宇宙的な高揚感と生温かくきもちのいい虚無を味わってこようねプラネタリウムは改装中で休み
みたいなそういう気持ちでばーっと書きまして推敲しないで投げちゃったので今度は私がお腹を痛くする番だと思います。痛くなりそうになったら原稿やって逃げます。
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なつやすみのおもいで



なんかあったかなあと探したらちょいと前に描いたの出てきたんで載せた次第です。
今日は学校へ行きました。学生さんなので学校へ行きました。
着くなり毛虫を二匹発見してしまいその亀の子タワシ的、またはシュロ様の攻撃的な毛並みから目をそらすために急いで作業スペースに滑り込み辺りを見回すと、確かめるまでもなく学生さんは自分以外誰も来てはおりませんでした。
黙々と作業をしました。illustratorと友達になれるかは未だ不明です。

そうして線を曲げたり伸ばしたりグラデーションに悪態をついたりしながら夏休みの気配を嫌味なほどに発している静かな学校内にいますと、なるほど、だんだんと他の学生さんは遊んでいるのかなー、みんな友達を誘ったり、あるいは呼ばれたりしてるのかなー、ひと夏のかけがえのない思い出を作ったりしているのかなーと思うようになってきます。これは自然の摂理です。
ですが自分から手をあげて引き受けた作業なのです、怒りをぶつけるのは見当違いもいいところ。

一方でじっとPC画面とにらめっこしているとなんとなしに疲労と苛立ちが生み出されてくるのもまた事実。これも自然の摂理ですね。
するとだんだんと悲しくなってきます。

なんでや。なんで夏休みなのに友達から声はかかってこないししひと夏の宝石みたいなみずみずしい思い出はできないし世界は荒涼とし毛虫は二匹も這っていらっしゃるのだろうか。お前たちだって木の上へ戻れなかったら蟻の餌食になるばかりだろうに……
さみしさがたくさんの葉となり集まってキャベツみたいにまんまるく巻いてきます。中心部は重みに耐えかねブラックホールを生み出しつつあります。真っ黒で大変な質量を抱えたさみしさのキャベツ。段ボールにまぎれて出荷されといでよ、そしたら気持ちが楽になれるよ。

とかなんとかあてどもない思いを洗濯機の如くぶん回しながら作業をしました。終わりませんでした。
また夏休み中にニコニコと学校へ行くことになりましょう。学生さんなので行きましょう。

スター

おっひょおおおおお(^ω^)
こんちゃっす!一日ぼけーっとしちゃって原稿が全然進んでないぞ☆なにやってんだお前
という感じで過ごしました。
あのですね、いやあの言い訳とかじゃ全然ないんですけど、こう、描いてるじゃない。ページ数が増えるだけ作業時間も長くなるじゃない。話を改めて眺めます。絵を改めて眺めます。するとです、不意に
「これ本当に面白いの?」
ってなる時がやってくることがあってですね、コイツがとてつもなく厄介な存在なのです。
スランプとも違います。たぶん「賢者モード」という言葉に近い状態。
ネタをひらめいた瞬間からしばらくは無敵です。スター効いてるとき。「俺すごい愛してる天才世界一」ぐらいになんなら思ってます。その勢いで原稿を進めて行く!恐ろしくはかどる!やった俺天才!
でなんとか盛り上げていたところにスターの効果がなくなったときにまだ原稿が終わってないとどうなるかといえばそりゃさっきまで余裕のよっちゃんで蹴り飛ばしていたクリボーにもおびえないといけなくなるわけですよ。なにやってたんだ俺……調子乗ってすいませんでした……と急に元の内気な性格が戻ってきて体育座りでもしたい心持ちになります。狭いところが落ち着くようになります。原稿は進みません。
ということです。でも締切は決まっているのでそこには間に合わせます。とにかくそこだけを意識して他の煩雑な編集作業とかは考えないことにします。ページ数の調整とかな。そういうのはあとで!

乱文創作話

「すげえなあ」と思ったときにただ素直に「すげえなあ」と言えないで
「では私はこんなすげえものを作れるだろうか? こんな風になにかを人に与えるようなものを」と思って凹んじゃうのがすごくいやです。

どこに魅力があるのか、どういう材料をどう使っているのか、みたいな淡々とした分析だけにとどまってくれりゃいいのに、私と相手を自動的に比較してくれるんですね。
しかもその相手というのが「すげえなあ」と思うものなんでもなわけです。友達の絵から、それこそジャンプの超売れっ子漫画家や何世紀も読み継がれる本の作家まで誰とでも。

はっきりいって無意味な工程です。

人の作ったものの「すげえ」部分を見て学び自分のものに活かしていくのはいい。でも「すげえ」ものと自分を比較してさらに嫉妬とかまでしちゃったらそれって結局階段登らないままに二階の方見て「いいなずるいな……あすこまで行けない私ってなに」ってブツクサ言いながら睨んでるだけの状態じゃん。だから無意味。と分かっててやっちゃうから困るんだよ~~~~

あと「オリジナリティ」もそう。人と比べて傑出した個性をほしがる、ってことはものすごく他人のものと比べちゃってるわけですよ~~~「個性的な絵柄と誰も見たことのない話で評価されたい」とですね、思っていた時期がありました。高校上がったとき痛い目見ました。「オリジナリティ」なんて狙ってやるとうまくいかない。まずはそれこそ「人並み」にやれてから言おうとそのとき思いました。たぶんそういうことです。

えっっらい生意気なこと書いてしまった。

思春期お試し3時間コース



もったいない症候群でついったに上げた絵を再利用でございます。
ヘドホンにGBC(ゲームボーイカラー)に書生ルックというこの組み合わせまた描き直したい。ゲームボーイカラーの世代です……64とかゲームキューブは買ってもらえなかったんだよなあ。なぜかTVゲームは禁止の家でした。
その代わり漫画は自由に読ませてもらえました。親が漫画大好きなのに子供に向かって禁止とは言えないよなあ。おかげで読書に対するハードルが低くなり本が嫌いにならずに済みました。

ただちょっと本の世界にひたりすぎて恥ずかしい時期を過ごしたことは言っておかねばなりますまい。闇がひりついた思春期の心を冷えた腕で撫ぜて癒してくれたのぢゃ……鉱物質の揺らめき……夜にだけ開く意識、ニュウロンの秘められし会話、脳細胞の嘘……すいません今も治ってなかったみたいです。いっそこのままいこうぜ!

しかし思い出すと中学生ってのは大変な時期ですね。
大人でもなくて子供にも戻れなくて、自分っていう者の居るべき場所を見つけられなくて絶えず傷つき、どこかで喚き散らしますから。

ありゃあ身体の内側全部にかさぶたができてしまって、かゆくて気持ち悪くて痛くて腫れぼったいような、そういう感覚を抱えて生きている時期です。
できれば二度と体験したくないが、あのときのトゲトゲした心をまた搭載できたならばどんな風に世界が見えるだろう、今の腕が当時のヒリヒリをすくいとって紙に落とせたらなにが出てくるだろうと考えるとちょいと試してみたい。お試し3時間コースぐらいで。